女性映画監督第一号 公演情報 劇団印象-indian elephant-「女性映画監督第一号」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    とても良い観劇体験でした。
    大正~昭和に実在した人物が逆境を乗り越えて時代の先駆者になる類の話はとても好き。
    その人について、時代背景やどんな困難、苦悩や葛藤が待ち受けているのかある程度知っていたり、比較できそうな同じ時代の別人物を扱った舞台やドラマ等を観た上で、単なる事実を並べたドキュメンタリーを観たいわけではなく、どう切り取ってどう描くのかが楽しみ。
    今回は初の女性映画監督の話とあり、男中心の業界で認められなかったり苦労する話までは予想出来る。
    でもその先がどうなるのか分かっていて、そこはどう描かれるのだろう、と思っていたら、ああそうなるんだと。
    あと一週間公演があれば、知り合いにもお勧めしてたのですが、今日終わりで残念。

    ネタバレBOX

    前半男中心の映画制作業で不利な環境をはねのけて監督になるって話でリアルに丁寧に進んでいて、でもこのあと満州に行くんだよね、そろそろ後半、残りの上演時間でどうするんだろう、と上演中に気になりました。
    満州に行ってから結構短い間に結構大切な話が急展開して終わった気がして、一旦人間関係も前半とは変わるし、欲を言えば休憩挟んで第二部としてゆっくり観てみたかった、けど、既に二時間を超える舞台でしたので無理ですね。
    例えば中国人助監督の話も飲みながらのエピソードはあれ、最後台詞で心情を訴える感じでしたが、時間があればお芝居として何があったのか書けたかもしれないなとか。
    最後埼玉村村民が訴えていたように、映画でも演劇でも朝ドラその他ドキュメンタリー映像でもいいので、その後も含めて後世に残せるようなかたちになったら是非観てみたいです。

    0

    2025/02/12 08:43

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大