実演鑑賞
満足度★★★★★
世界最古の本をめぐる、ワンシチュエーションのミステリー劇。
まず脚本が面白く、役者陣も素晴らしく、会場との親和性も抜群なので入り込めます。
10年前の作品の再再演になるそうですが、古びておらず、むしろ今だからこそって感じすらありました。
二面の客席の作り方もよく考えられていて。色んな意味でスキが無い芝居だなって。
ピリピリした芝居じゃなくて、息抜き出来る場面もちゃんと多数用意されてるんですよね。
昨年11月に、同じ新宿眼科画廊で”平坂村事件”(同作家による。これもめちゃ面白かった)を観ていたのは、幸いだったなって思います。
観劇後に知ったのですが、この2作は構造的に盾の表と裏って発信がSNSであったんですね。
うんうんって感じ。お話に繋がりがあるわけじゃないですけどね。