満足度★★★★
素晴らしい企画
3人か4人の役者のための30~40分程度の作品のコンペで、それぞれ異なる質感を持った魅力的な作品で楽しめました。
ミナモザ
理由もなく肋骨を折ろうとする医者と患者のやりとりが古典的不条理劇みたいでした。サスペンス→コメディ→感動モノ(?)と緩やかに切り変わっていく脚本が見事でした。
鵺的
性的マイノリティの中のマイノリティという特殊な立ち場を描いていて、何が常識なのかを考えさせる内容でした。途中で女の立場が明らかになった後の展開が圧巻でした。殺駁とした演技が素晴らしかったです。
MU
臨死体験の記事のライターを軸に生と死を書いた作品。笑いとシリアスさのバランスが良く、分かりやすい作品でした。エピソードを膨らませて長編にしても良さそうです。アシスタント役の演技がいかにもいそうな感じで、しかしわざとらしくもなく印象に残りました。
良い企画だったので、今後も継続して行って欲しいです。