満足度★★
微妙・・・
今年は戦後65年。戦争作品が多い。
此の作品は数回目の再演で、グローブ座という事もあり、
相当の期待を持って観劇したのだが・・・
大分、期待はずれだった。
題材は良い。心に響く台詞も有る。
旗のダンスと舞台セットには感動した。
しかし脚本と演出がとても弱い。
お金をかけているのは分かるが、
市民劇団の舞台を見ている様な感覚になる。
素晴しい演技をされている俳優もいるので、
それなりに涙を誘うシーンもあるが、
ストーリーに巻き込まれていけなかった。
無駄な暗転の多さから緊張感が切れる。
若手の滑舌の悪さなどから、台詞が聞き取り辛くストレスを感じた。
主役の三人が軍人としての訓練が全く足りていない為に
特攻隊員としての説得力に欠ける。
寧ろ、アドリブなのか小ネタに逃げている様な感もある。
若者狙いなのか?
もっとストレートでも良いのではないだろうか。
前回の上演の際は星を5つも付けた方がいるが、
今回と何が違うのか?
チケット代が非常に高額に感じた。