魔人現る 公演情報 劇団鹿殺し「魔人現る」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★

    ホラー的な話は面白かったけど
    見切れるベンチと椅子が混在の全席指定や、その客席プランに対する装置の変更なし等スタッフワークの不満に★-1。110分。

    ネタバレBOX

     自由席ならよいというわけではないが、全席指定で場所を選べない状況で舞台空間の半分以上が見切れる席を作ってしまうというのはどうなのだろう。

     僕は2列目の上手端で、それでも上手バルコニーは見切れてしまったのだけど、1列目、Z-15番の席は目の前のスピーカーが邪魔してかなり視野を奪われてたと思う。これは下手Z-1番の席も同様かと。

     制作側がその席に座ってゲネでも見たのかと問いたいほど。ここと中央後方の椅子席が同じチケット代というのはあまりに納得がいかない。

     もし客席を増やさざるを得なかったのなら、余裕ありすぎるくらいにつくった舞台の寸法を変更するなり、スピーカーの位置を変えるのが妥当ではなかろうか。

     作品的にその舞台の広さとスピーカーの場所は必ずしも必然ではないと感じたし。

     また、客席が足の置き場をギリギリまで狭くした状態で前4列をベンチシートにしているのに、積極的に場内の狭さをアナウンスしたり、荷物を預かろうとしない姿勢もいただけない。

     スタッフはトランシーバーも使ってたけど、場内整理も誘導もちゃんとしていたようには思えず、ドコと何を連絡して、どんなことをしていたというのだろうか。

     総じて制作側に対して不満の残る空間であった。


     さて、芝居の方は客演の二人の女優が異なる魅力をうまく出してたと思う。
     話はすごくわかりやすいというわけではなかったけど、ケロイド状の左手にコンプレックスを持つ男の歪んだ純愛と都市伝説を重ね、おどろおどろしさとロックのスピード感を融合させて、一気に最後まで持っていくスタイルは興味を失わなかったし。それだけに作品とはあまりにアンバランスな制作の姿勢がやたら気になってしまった。

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    2007/08/06 09:40

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