満足度★★★★
とても幻想的なチェーホフ劇 かもめ、ワーニャ伯父さん、桜の園、三人姉妹というチェーホフの四大戯曲を、それぞれ違ったテイストで坂手流に加工し、さらにそれを現代能にするという試み。二時間半の上演時間だが、長いとは感じない。途中になんとしゃれたダンスシーンまであり、たっぷり楽しめた。 オムニバスのようにそれぞれが独立した作品でもあり、全体として幽玄な世界を醸し出している。中山マリが相変わらずうまい。あの細い体からどうしてあんないい声が出てくるのだろう。
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2010/09/16 11:50
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