「扉」から連想した短編戯曲リーディング/演劇の現場でのハラスメントを考えるフォーラムシアター 公演情報 日本劇作家協会「「扉」から連想した短編戯曲リーディング/演劇の現場でのハラスメントを考えるフォーラムシアター」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

     日本劇作家協会が『扉』を題材に公募した短辺戯曲の応募総数、今回は69本。内6本が選ばれ座・高円寺Ⅱでリーディング公演及びブラッシュアップの為の現役劇作家2名によるトークセッションがあった。
     上記公演は昨日のみ、華5つ☆であった。本日(12月1日)は別の演目がある。

    ネタバレBOX


     リーディング作品は以下の6作。
    今井雅子さん  :『納期』
    富田晴紀氏   :『ドラマなんて起こらない箱の中か外』
    カタモトキザオ氏:『便所での事件簿』
    新宮虎太郎氏  :『贔屓貝』
    高山遥さん   :『天国への扉』
    中野そてっつさん:『ライスが選べる! サバの夏野菜伽喱ソース洋風小鉢付き定食』
     ブラッシュアップ・セッションに登壇したのは
    長田育恵さん及び小野寺邦彦氏、司会は山田裕之氏

     選ばれた作品の質の高さにまずは驚嘆。若い劇作家各々のベースにした様々な作家・作品の影響の残響が観られるものもあるが同時に独自で個性的な作品のテイストをも持つ作品、或いは思い掛けない発想から出発して書かれた作品等何れも個性的で優れた戯曲ばかりで今後の活躍に期待したい。またリーディングに携わった役者陣(5名:井上加奈子さん、鈴木裕樹氏、玉置玲央氏、森下亮氏、矢柴俊博氏)の間の取り方、声の質と活舌の巧み、演出の良さにも唸った。更にブラッシュアップの為に現在活躍中の劇作家からのサジェッションがあったが極めて的確で示唆に富むものであった点にも流石の感を持った。

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    2024/12/01 11:32

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