満足度★★★
新生雪組エリザベート
こんなに「笑顔」なトートは初めてでは。春野トートの凍りつくような笑みとも、姿月トートの不敵な笑みとも違う。
シシィを追い詰めることに、ひたすら快楽を覚えてご満悦。
すなわちサディスティックな笑みなのですね。
最後のダンスはひたすら愉快そうな水トート。
腰つきがまさしく、水夏希。
歌唱力については何も言うまい。
白羽シシィ は、どうしてもにじみ出る愛嬌が今回ばかりは役から彼女を遠ざけている。
年を追うごとに増す孤独感がもっと欲しかった。
気になったのはルドルフ、エルマー、マダムヴォルフ、ヴィンディッシュ嬢。
出番は少ないけれど、重要な役どころであるにも関わらず
今までのエリザベート公演において圧倒的につくりこみが足りないように思えた。