満足度★★★★
舞台×エンターテイメント
笑いあり涙あり、一部観客参加型の部分もありで、非常に楽しめた。
旗揚げ公演で、出演者総勢26名(シングルキャスト4名/ダブルキャスト22名)という大人数を良くまとめあげていたと思う。
出演者の中には舞台は初めてという人もおり、出演者に合わせた役柄が、結果的にエンターテイメント性の高いおもしろい舞台になっていたと思う。
また、ダブルキャストである"ちーむ月"と"ちーむ太陽"で同じ脚本ながら、演出やセリフまわしが変わっており、どちら舞台を見ても新鮮な気持ちで楽しめた。
またBGMの一部が、実際にピアノの生演奏というところも良いエッセンスとなっていた。
個人的にはオープニングとエンディングのダンスにもうひと工夫欲しかった点と、もう少しアクション部分を増やすと魔法と肉弾戦(静と動)でメリハリが出たと思う。
脚本としてはわかりやすい内容であったが、淡々と物語が進むRPGのようであったので、もう少し謎解きの要素が含まれていて欲しかった。
しかし、物語中に解明されていない部分もあった為、続編に期待。
総合的には、非常におもしろい、良い作品だった。
次回公演で、劇団ぴんかぁ~べるがどのような作品に挑戦するのか非常に楽しみである。