満足度★★★★
全部出し切った。
一言でいうとそんな感じでしょうか。
まぁ、あらすじ書きとフライヤーのイメージ写真から内容は何となく想像がつきましたけど、実際観てみると、イメージしていた通りのことが整然と執り行われていたりして、妙に感慨深くもあり、安心感すら抱いたほどです。(笑)
世界と経済と・・・というところまではちょっと大げさな気もしますが、創世記から近代史までの世界史をピンポイントで振り返ることは、それ程の長い時を経て脈々と受け継がれるカルマの重みを伝える適切な表現でした。
『呪い』と『救い』、『愛』と『受難』の洞察も非常に優れていました。
あともうひとひねり、あらすじ書きを超える意外性があって欲しいところでしたけれど・・・。
ところであえて挑発的な事前情報を振り撒いたのは、理解力のある観客のみを集客するための戦略だったのでしょうか。ちょっと気がかりですね・・。