実演鑑賞
満足度★★★★★
謎多き「瀬沼さん」。彼を主人公とするキッカケとなったのが数年前、小噺的に仕込まれた一コマだった。その忘れがたい脳裏が大長編という実を結んだのである。しかも、コロナ禍を経ての再演である。とんだ出世だ。そこで、希望を託して視点を移したい。瀬沼さんという「災い」に直面する街の人らこそ達者ではないか、と。ああいった「災い」を祭る包容力が現代日本社会に欠けている肝ではないか、と。ネタバレなので詳細は省くが、その本質が面接シーンだったと思う。品を漂わせながら進化を遂げていくライオンパーマに目が離せない。
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2024/07/28 17:42
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