満足度★★★★★
最終公演東京千秋楽!さらば劇団M.O.P.
この日に合わせて、夏休みをシフトさせました!!
劇団M.O.P.を初めて観たのが2008年7月の「阿片と拳銃」、すでに解散カウントダウン。
そして、2009年7月「リボルバー」で、本作。
ついに解散です。
もっと前から観たかったですが、今となっては仕方ない。
レトロな世界、大人の話、あったかい劇団の雰囲気。
恒例、カーテンコールでのバンド演奏ともお別れですか。
結成26年の劇団の解散公演は、とある歌い継がれた「別れのうた」にまつわる年代記。
どこかにありそうなラジオ番組に寄せられた「ある歌」を探してほしいという投稿から物語は始まる。
ラジオのパーソナリティーの緑子さんと小市さんの掛け合いが、ありそうで、それっぽくて楽しい。
そして横浜の船を舞台に、戦前から現代にいたるまでの様々なエピソードが、時代を前後しながら語られていきます。
最初は断片的な話が、芝居の進行につ入れて徐々につながっていく展開はさすがにお見事。
笑って、泣いて、「別れのうた」を軸にした人の心の移り変わりは、最後は綺麗につながっていく。
最後にふさわしいお話でした。