満足度★★★
しっとりとした良作
松浦を出て戻ってきた若い女と松浦を出ることがなかった年老いた女の会話が淡々と続く、落ち着いた作品でした。
二人芝居で吉祥寺シアターの空間は大き過ぎるかもと少し不安でしたが、全然そうは感じさせませんでした。
馬渕晴子さんの演じた役はあまり感情を露にする人物ではないのですが、芯のある品の良さを感じさせて素敵でした。
精霊流しのシーンでの美術が美しく、印象的でした。音響・音楽は説明的過ぎて観客の想像力を奪ってしまっている様に思いました。
作品には直接関係ないのですが、客が少し動いただけで客席の床がギシギシと鳴るのが気になりました…。
2010/08/18 23:20
2010/08/18 09:45
2010/08/17 23:46
芳本さん、20代の役では、ちょっとお気の毒でしたね。
歌舞伎とか新派とかなら、いざ知らず、シリアスな現代劇ですものね。
新しい劇場程、私の経験では、床の軋む音が気になる気がしています。
八幡山ワーサルシアターも、床と言い、椅子と言い、何だか音が気になります。
会場の雰囲気は好きなのですが…。
先日は、あうるすぽっとの椅子がスポッと抜けたのを目撃しました。(笑)
バブルの頃と、建築費も違うから、仕方ないのでしょうか?