珠光の庵(200811福岡) 公演情報 劇団衛星「珠光の庵(200811福岡)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 心が洗われるようなお茶会
    会場が松風園という、趣のある建物です。清廉な気持ちになります。

    「お茶会演劇」ということで、
    「お作法わからないけど、大丈夫ですか?」「ドレスコードは、着物ですか?」
    なんて事前に確認して不安を解消。

    なんの心配もなく、楽しくお茶会に参加、観劇できました。
    過去にタイムスリップしたかの感覚も楽しい。

    ネタバレBOX

    席に通された時点で、ワクワクします。
    上演前の待ち時間、役者さんたちが、相手をしてくれます。
    遊女のお姉さまの艶っぽさに、くらくら~(///。///)
    こういう心遣いも憎いです。

    劇中も、座禅を組んだり、お茶を頂いたり と楽しかったです。
    着物をきた役者さんの、所作も美しかったです。

    設定が、すごく面白かった。
    一休宗純が、アニメの一休さんと違い、かなり破天荒な人物だったことは、日本史で習いました。
    劇中では、悟りを開き「生き仏」として、あがめられている一休。
    瞑想に入ると、、、過去や未来を見ることができ、この世のものではない存在と話すこともできる。

    村田珠光の過去を見、亡き「瞼の君」小夜の思いを託される一休。

    一休にあれやこれや文句をつけてばかりだった珠光が、
    自分自身の道をみつけて、晴れ晴れした様子になっていくのは、すがすがしかったです。

    「演劇」という素敵なおもてなしを頂戴しながらの、「お茶会」
    気軽にその場に居合わせたお客の顔をみながら、お茶をいただく。
    何よりもその「場」を楽しむ。

    素敵な時間が過ごせました。

    0

    2010/08/17 13:30

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大