満足度★★
犬の首輪に象徴されるもの。犬と人間の世界をうまくミックスさせながら、描いていることは階級社会に対する強烈な諷刺だったりする。投票で階級がどんどん変化していくところが面白い。また犬の首輪に象徴される飼い慣らされるということにサラリーマン的イメージを重ね合わせ、自分たちのこれからを模索しているような作品。独特の世界観が面白いが、役者が少し経験不足。柱となりうる俳優がまだいない。ただそれぞれ素質は感じるので後は場数を踏めばいい役者に育つのではないか。現時点では、残念ながら作家の描く世界を体現出来る核になる存在がいない。それが惜しい。
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2010/08/10 00:22
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