満足度★★★★
対照的な2組
杉田丈作(舞踏石研究所)
舞踏となっていますが、あまりコテコテのではなく、身構えずに観られました。
死装束、棺桶、喪服と死に関連したアイテムが多く使われていましたが
、ちょっとユーモアもある作品でした。モーツァルトのピアノソナタをバックに、指だけで踊るシーンが美しかったです。
国枝昌人×古舘奈津子
物語性を排し、踊る身体の自立性をテーマにした作品と捉えました。
音楽なしで劇場の内外の音を増幅した音だけが聞こえる中、お互い無関係にいくつかのムーブメントが延々と繰り返される様がクールで、ダンスだからこそ表現できることを丁寧に抽出していたと思います。