第十七捕虜収容所 公演情報 日本の劇団「第十七捕虜収容所」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    映画では娯楽性の高い名作だが、脱走物の古典の魅力を余す事なく舞台化した。痛快、天晴れ。
    小劇場劇団の選りすぐりの俳優(男優)を集めて一つの舞台を創る意外に無かった企画が、どの程度の舞台成果を結ぶのだろう・・と半信半疑で観に行ったが、俳優力というものはやはりあるな・・。(そこが試される演目でもあったか)

    随分若い頃にTV(昔は深夜にも様々映画をやってた)かレンタルで観てハマった記憶があってもう一度借りて観直して「やはり面白かった」(大脱走でなくこっちが)と思った記憶だけがあり、後は殆ど内容を覚えていなかったが徐々に思い出して行き、裏切り者を割り出す瞬間を心待ちにしている自分がいる。
    その、仲間の命を左右する局面で、仲間からの疑惑の視線を掻い潜ってスパイを割り出す勝負に出る場面、ここまで完璧に構築されてるってぇと文句の付けようがない。比較的自由さか許された環境が事実に基づくものかは分からないが、同じ部屋の捕虜たちの脇役たち(ある意味全員が脇役とも言えるが)の群像が、こうしたドラマの要であったりするが、色付けは明瞭、実に好演であった。

    ネタバレBOX

    脱走物ではフランス映画の「穴」が秀作。

    0

    2024/04/30 03:20

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大