実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/03/10 (日) 13:00
デジタル機器操作を得意とするプロジェクトチーム構成員と不得手なリーダーという演劇的スケッチで始めるがすぐに哲学じみたモノローグや彼ら……というより演者たちのゲームなど脈絡なさげな部分を挿入して観客を煙に巻く「得意の展開」(笑)に翻弄される。
が、6年前のまだ解り易かった頃から観てきた身ならともかく、初見の方々には建て増しを続けてきた旅館のように複雑化した「八艘飛び」ならぬ「発想跳び」構造はとっつきにくくなってきたかも?な気もする。
で、壁に設置されたモニターに出ていた文字列、発せられた台詞(や前説)を音声入力で変換したものとのこと。普通の早さの話し言葉を誤変換などもありつつあれだけ即時に変換できるという技術の進歩にオドロキ。
また、欠勤を続けている山口さんを訪ねる部分では以前の「無表情な日常、感情的な毎秒」の一挿話を思い出したりも。(やっぱり「建て増し」だ(笑))
それにしてもどこまで台本でどこが即興なんだか???