満足度★★★★
奥が深い!息をつかせないという言葉があるが、川島潤哉の役者としてのエネルギーと淀みない言葉にあっという間に時間が過ぎた。物語はコメディではない。川島潤哉の人間的魅力と、独特の台詞術で、前半は笑いの渦だが、物語の構造が見えてくると次第に笑いが減り、観客はたったひとりの川島潤哉に圧倒されてしまう。今回、役者として卓越しているだけでなく、作家としてもなかなかのものを感じさせてくれた。作品の構造が実に深い。構成が卓越している。作家としても今後が楽しみだ。
0
2010/07/22 00:39
このページのQRコードです。
拡大