満足度★★★★★
瑕さえも安全で安心な完成品ではなく(無論、それはそれで素晴らしいが)明らかなミスさえも剥きだされていくある意味荒削りな舞台。しかしその瑕に演者全員が向き合い、乗り越え、持てるものを全て駆使し、誰も知り得ない結末へ向けて立ち向かっていくその姿と熱量に、ただ面白かったではなく、面白いを超えた何かを今回は感じた。失敗、間違い、不安定、未成熟・・・そういった否定的価値を遠ざけようとする今の社会のどこか潔癖的で脆弱な精神性を突破していく強度。はじめてインプロという方法に合点がいった。個人的に。文字にすると大袈裟だなぁ・・・。
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2010/07/20 02:17
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