満足度★★★★
日中韓版鑑賞
何度も再演されている有名な作品ですが、やっと今回観ることが出来ました。
音楽や照明の演出もなく、役者の発声も日常の会話みたいで、さらに別々の会話が同時進行していたりで、芝居を観ているというより、その物語の現場に実際に立ち会っている様な気分でした。
特に事件もなく、淡々と会話(あるいは沈黙)が続いて行くだけの
なのですが、最後まで全然飽きるところがありませんでした。
新国立劇場の奥行きのあるエントランスホールを使っての公演で、遥か遠くから役者がゆっくりと近づいてくる美しさは、他の会場では味わえないものだと思います。
オリジナル版ではどうなっているのかわかりませんが、中国と韓国の役者が出演していたことが、良い効果を生んでいたと思います。