真夜中のパーティー 公演情報 ネルケプランニング「真夜中のパーティー」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    不安症
    ゲイの話というより、不安な気持ちを持つ人間共通の話でした。

    ネタバレBOX

    1968年アメリカ初演。登場人物は主人公マイケル、そのゲイ友6人、お持ち帰り用(プレゼント用)男娼1人、突然訪ねて来たマイケルの学生時代の友人アラン。

    冒頭髪の乱れを気にし、セーターを次々に着替えるマイケル、金持ちの気まぐれかと思われた行動は実は不安症の現れで、他人からどう見られるかを気にしていたんですね。

    カップルも疑心暗鬼に陥っていたり、外出恐怖症的なハロルドがいたり。

    好きな、好きだった人に電話して告白するというマイケル発案の残酷なゲイのゲーム…、アランは別れて来た妻へ再度の愛の告白をし、悩みはゲイもノンケも同じ。

    神への肯定も否定も、ハロルドの宗教観にことごとく反発するマイケルが、パーティの後ミサに出掛けるという行為、ゲイとキリスト教の和解はこの42年の間に進展したのでしょうか。そういったニュアンスは私には分かりません。

    真夜中のカーボーイ姿の男娼、同映画は1969年制作のようです。初演時もカウボーイの格好していたんでしょうか?!

    カムバックシェーンはいかにも古い感じでした。無理に使わなくても。

    疑心暗鬼のカップルがゲームで少し理解し合い、上半身裸になってシャワールームに消えていくシーンは、ちょっと生々しく気色悪くなりました。

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    2010/07/11 07:51

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