満足度★★★
確率論で事件の謎を解く!ライトノベル感覚の舞台。「心霊探偵八雲」スタッフの新作。初エコーです。
赤い左目で死者の魂を見て事件を解決する「心霊探偵八雲」の
原作・脚本・演出スタッフによる新作。
特殊能力を持つ天才だが、性格が変なイケメン探偵・刑事が
主人公のミステリー、助手は若いヒロイン、というパターン
を踏襲。
今度は、確率論で事件の謎を解く、警視庁特殊取調対策班の
数学者が主人公。
頭脳労働のため糖分補給が必要なので、常にチュッパチャプス
をくわえています。
捜査の中で、いくつか確率の理論が応用されている点が面白い。
心理学も、確率の結果が元になっているというのも納得。
肝心の事件の真相は、最後のほうで、ひとひねり合るのがイイ。
もっとどっぷりと数学の要素が強いほうが面白いかも。
ただし、捜査に数学を取り入れるというのも海外テレビドラマに
あったし、「ガリレオ」にも似てます。
若いキャストが多い中、劇団イキウメの安井順平さんが、
いつものクールで論理的なキャラクターで刑事を好演。
八雲第一作「心霊探偵八雲 いつわりの樹」にも
出演されてました。
ちはる さんも、もうすっかり母親役。
オープニング・タイトルのダンスでは、本編の役とは違って
はじけてました。