満足度★★★★★
ヒロセ姉妹の才気に益々惚れ込みました
前回公演で、一目でファンになった劇団ですが、今回の公演は更に進化して素敵でした。
まず、舞台設定が実に秀逸。始まる前は、こんな庭だけのシーンで、芝居が成り立つのかしら?
【また、私が嫌いな、場所は、パブリック・スペースで、全員が、その場所に出たり入ったり、人目を憚る内容の台詞や、行動を、全然人目を憚らずに、繰り広げられる芝居】なのではと、内心心配でしたが、全く取り越し苦労でした。
スゴイ!!ヒロセさんの才気。お見事でした。今回はキャストも全員、文句ない演技でしたし、これは、益々楽しみな劇団が、またひとつ増えたと、嬉しくなりました。
とても、気に入って、劇団員募集の文字に、本気で目が行ってしまいましたが、年齢制限に引っかかりました。残念!(笑)
いつも、腰痛持ちの私は、自由席の時には、開場前には赴き、一番座りやすい席を確保するのが常ですが、今日は、開場時間に間に合わず、本当なら、慌てるところでしたが、みささんの事前情報で、この劇団は、チケプレの招待客より、正規に代金を支払ったお客様を優先して下さるらしいと知っていたので、慌てずに劇場に向かうことができました。開場から10分過ぎていましたが、とても座りやすいソファのような椅子がまだ空いていてほっとしました。
後から、入っていらした方は、普通のパイプ椅子に座られたので、もし、関係者席や招待席のお客様が先に入場していたら、私は、あの座りやすそうな椅子を恨めしげに横目で見て、逆に、終演後、主宰に、「どうして、お金を払った客が、あんな座りにくい椅子で、無料の人が、良い席になるんでしょう?」と、抗議に行ったかもしれません。こういう、お客様第一の姿勢を取って下さる、主宰の適切な判断にも、嬉しくなりました。
よく、観やすい良いお席が、関係者席の紙が張ってあって、早く行っても座れずにいて、その内、その関係者とやらが来場せず、結局、後から入った当日券の方に座らせる劇団が多い中、毅然とした態度で、当然の配慮をなさったらしい、ヒロセさんの気概に、心から、お礼を申し上げたくなりました。