実演鑑賞
満足度★★★★★
心がこんなにもあったかくなる作品は初めてだったかもしれない。
今の世界は優しさとか思いやりが薄れてきていたり自分さえ良ければ…というあまりにも身勝手な行動をよく目にする。
目や耳を塞ぎたくなることも増えてきてそれが当たり前のような鈍くなりつつある心のどこかが少しずつ凍っていってるような気がしていたけど、この舞台を観てそれがじんわり温められ溶けていくような、夕日のあのなんとも言えない温もりのエモさにも似たような感覚。
純粋で真っ直ぐな想いはどんな敵もかなわないし、真の優しさを軸に生きてるひとは絶対に報われなきゃいけない!そうあってほしい!!と心から思った。
頑張ってるコ(ひと)は絶対に幸せになんなきゃダメなんよっ!幸せなこととか嬉しいことが訪れなきゃおかしいんよっ!!
そんな世の中甘いことばかりじゃないし厳しいことのほうが圧倒的に多いけど、希望だけでも持ち続けていたらそんな世界にいつかはなるんじゃないかなって前を向かせてくれるそんな舞台だった。
毎日、煙突森を思い出しては新たなところに気づかせてくれる。
あったかい優しい世界に涙が止まらなかった。
観劇しながら母に「今日も絵本を読んで」とお願いした幼い頃を思い出してあの物語に惹き込まれるワクワク感といつでも絵本の世界を冒険できたドキドキ感がリンクして、忘れていた子どもの時の記憶の懐かしさと母の愛情が胸いっぱいに膨らんでそれにも涙が溢れた。
素晴らしい世界に連れて行ってくれてありがとうございました!
もっつ!もっつ!!これからも一緒に新しい世界へ連れてってくださいっ!!