期待度♪♪♪♪♪
芝居と同様にクラシック音楽も大好きで、年に50回以上演奏会に通う私は特にリヒャルト・シュトラウスとワーグナーが大のお気に入り。だが、福田善之の名作にして、バイロイトでの委員会に召喚されたのはヴィニフレッド・ワーグナーの証言を通して戦中のワーグナー家とナチス党・ヒトラーとの関係が紐解かれるこの作品は未見。現在でもイスラエルではワーグナーの楽曲がタブー視されているが、単にワグネリアンであったヒトラーがワーグナーの反ユダヤ的思想を利用しただけなのかどうか。極めて興味をそそられる。この作品で旗揚げした団体だし、劇場が第Q藝術という小さな空間だけに、一層緊迫した空気感が味わえそうだ。