芸術劇場のブランドが傷つきそう
よいところは、客席の作り方尺の取り方や、コンポラアートな舞台美術のみ。それもすぐ飽きた。
演劇というくくりでは、他の演劇人に失礼千万。タダの悪ふざけの過ぎた大学祭。そういうつもりで、途中から見たのだがそれでも、あまりに刹那的で、付け焼刃で、その場しのぎで、幼稚さ、拙さだけが不愉快に伝わったのみ。
会場の受付では、芸術劇場のスタッフが「ご飲食は客席では出来ませんので、ロビーでお願いします」と案内をしているのに、客席に入ったら、その日のゲストの女優だか女郎だかわからん女が、ビールの500ml缶を呷っていて、それで、頭の中がブチ切れた。
あと、赤ん坊の泣き声がするのでそっちを見たら、まだ、生まれて間もない、本当に小さな赤ん坊が母親と思しき出演者(内輪の人間?)に抱っこされていた。それで、アレだけの大音量の中パフォーマンスするというのだから、赤ん坊の感覚器の発達に悪い影響を与えていたに間違いなく、タダでさえ子どもが嫌いで、目の前に現れて欲しく無く、それが、虐待すれすれのところで抱っこされているのだから、ものすごくそれでも不愉快な思いをした。
酒飲みゲスト女優は、演技などできず、ヨレヨレ。シラフでは過激な演技など出来ない女優など、服を脱がないストリッパーにすぎない。
そのような場面があったため、その他のものも、演技ではなく、本当に合法ドラッグでラリってパフォーマンスしている、洒落にならないうそ、悪意ある虚偽を並べ立てた映像を流している、という受け止め方しか出来ず、非合法団体のパフォーマンスに参加してしまったという、見に来て損した、悔しいだまされた、と思わせる内容だった。
2010/06/08 22:39