石丸幹二 公演情報 DISK GARAGE「石丸幹二」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    夢のような一夜でした
    17年間も、劇団四季に在籍していた石丸さん。
    外で、いろいろな役柄に挑戦して頂きたいとずっと待ちわびていましたが、ようやく念願叶い、役者人生初のソロコンサートまで、開催して下さって、長年のファンとしては、感無量でした。
    それに、この企画の言いだしっぺの一人でもあるので、コンサートの流れも、お客様の反応も、非常に気になっていました。
    結果は、大成功だったのではないかと思います。
    もう、中年と言って良い年齢にも関わらず、石丸さんは、ピュアで、まるで、少年のような初々しさで、本当に、コンサートの歌唱はもちろんのこと、MCにも、とても好感が持てました。
    音大出で、専門的素養もあるせいか、コンサートの選曲にも、大変センスがあり、滅多にないくらい、質実充実したステージでした。
    演出家の白井晃さんに構成・演出をお願いしたのも、成功の一因だったように思います。

    今日のコンサートは完売でしたが、19日のオペラシティの方は、まだチケット若干残っているようです。
    石丸さんの、デビュー20年目にして、初めてのコンサート、聞き逃したら、損だと思える、充実度でした。

    あー、長いこと、待った甲斐がありました。大満足の一夜です。

    ネタバレBOX

    最初は、緊張されたのか、声に無理を感じ、心配になりましたが、すぐに、喉が開かれて、どんどん、素敵なステージに加速して行きました。
    一路さんとのデュエットも、大人の味わいで素敵でした。

    【石丸幹二、もう無理だろうミュージカルメドレー】というコーナーがあり、「カフェ・ソング」が歌われ、これは年齢的に無理という意味だったでしょうが、全然まだまだ行けそうでした。石丸さんの演じるマリウス、是非観てみたかったなあと思いました。
    アンコールで、歌われた「ディス・イズ・ザ・モーメント」の熱唱は、次期「ジキルとハイド」への期待を高めました。鹿賀さんが卒業されたのですから、是非、次は石丸さんにバトンタッチしてほしいなあと、あれこれ、ファン心理が加速するばかりでした。

    選曲は、ミュージカルだけでなく、ポップス、ジャズ、クラシック…と多岐に亘り、どんなジャンルの歌も、御自身の歌にされていたのには感心しました。
    「スマイル」とか、「ハナミズキ」とか、とても、胸に染み入る歌唱でした。
    石丸さん、とても、清潔感があり、客席に話しかける様子や、コンサートの雰囲気も、まるで、韓流スターのコンサート会場みたいな空気感でした。
    石丸さんが、御自身の言葉で、お客様に語るということが、初めてだからかも。とっても、とっても爽やかでした。

    こういう、大人のミュージカル・コンサートをできる方って、そうはいないので、これからは、舞台の合間に、歌手活動も積極的にして頂けたらと切望してしまいます。

    どの曲もどの曲も、素敵でしたが、中でも、一路さんとの「夜のボート」は、今後の「エリザベート」では、石丸さんでは絶対聴けない歌だけに、感無量の歌唱でした。

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    2010/06/05 02:21

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