満足度★★★★★
音楽と共に死んで、生き続ける奴らの話
「音楽」というものを心底愛し続けた経験がある人はその思いが深いほど
また、音楽でなくても何か、何でもいい、自分がわき目も振らずただ
一直線に突き進んだモノがあるといえる人は、
この劇を見るべきだと思う。 必ず、その場で、その場でなくても
帰り道にふと色々な場面を思い返して涙が出そうになるはずです。
とにかく、何も誇るものの無かった連中が「音楽」に出会って、英雄になって
まっすぐに突き進んでいく。 その熱くて純粋な姿が今思い返せば
思い返すほど眩し過ぎて、冗談抜きで涙が止まらない。
劇団員と年齢が近いせいか、他人事に思えないほどこっちの感情を
揺さぶってくるんですよね。 10~20代が見た方が揺さぶられるかな。