満足度★
またか・・・、という感じ。
会場に入って、舞台の設定はいい感じ。
中央に赤く照らされた、切り取った机がたくさんの舞台。
役者たちの登場も印象的。
しかし、他はほとんど評価出来ない。
生徒達が体育の授業中、こっそりと持ち物検査をする教師たち。
話はこれだけ。
それ以上でも以下でもない。
これを延々1時間30分。拷問に近い。
教師たちはそれっぽい格好をしているだけで全く教師らしくない。
何より描きたいものがハッキリしない。
登場して来ない不在の14歳たちを描きたいのか、あくまで教師たちを主体としたいのか・・・。
14歳を浮き彫りにしたいならば、教師たちが揃いも揃って変人(むしろ頭がおかしい)では、客の不安感を煽ったりは出来ないだろう。
地に足の着いた人物たち、常識人だったはずの教師たちの狂気が段々と露になる・・・。といった展開の方が14歳の存在も際立ったろう。
これでは14歳は本当に必要が無いただの記号だ。
ドラマドクターがついてこの程度か。と思ったが、作品自体がドラマドクターによるものならどうしようもないか。
今回の福岡演劇フェスは不作だ。
何も起こらない話、そのなかの出来事を淡々と描く、といった内容が多い気がするが、それができるのは、それを表現できるだけの力量のある集団だけだろう。
見せるべきポイント、演劇的表現や掘り下げをしていないのに、何を勘違いしたのか、自分たちはやれるという気になっているところばかり。
2010/05/30 02:23
2010/05/25 02:33
ごく単純に考えると、表現者の成長のためには、きびしい意見をくれる観客ほど大事にすべきではないでしょうか。なぜそういう観客の意見に耳を傾けないのか、理解に苦しみます。
CoRichの感想に京さんのものがなかったと仮定したらどうでしょう。とても実際の舞台を反映した感想だとは言えません。京さんの感想でかろうじてバランスを取っているといえます。そんな感想に対して感謝してこそ然るべきで、毒づくなどもってのほかだと思います。
京さんのコメントには作品のレベルアップのヒントがあります。あの作品が完璧だと思われていないのなら、その意見に耳を傾ける価値はあると思います。いやな意見にも耳を塞いでしまわれないほうがいいと思います。そのうえで必要なら、きちんとコミュニケーションをとるべきではないでしょうか。
それをさとさんはヒステリックに、「観に来なくてもいい」と切って捨てました。なんという傲慢さでしょう。決して口にしてはいけない言葉ではありませんか。まともな一般観客は必要ない、とも読めますが、そう本気で考えてあるとしたら気狂い沙汰です。一般観客を侮辱しています。憤りを禁じえません。
内容に関して言えば、京さんが言っているのは作品の「レベル」の問題です。それをさとさんは作品の「傾向」の問題だと意図的に曲解して、京さんの意見を排除しています。ここはちゃんと、「レベル」の問題として捉えるべきです。
さとさんには、以上申し述べたようなところを熟考されて、最低でも京さんの感想へのフォローをきちんとやられるべきです。