実演鑑賞
満足度★★★
チャップリンの『ライムライト/テリーのテーマ』がここぞとかかる。この名曲、作曲すらもチャップリン。チャップリンを流されたら反射的に感動するように日本人は幼少時より躾けられている。
セットが見事。吹き抜けの洋館、オープンテラス。大きなカーテンが鍵になる。閉めればスクリーン、映像の投影。開けば開放的で気持ちのいい清々しい空間。調度品もバッチリ。中二階への階段。
美村里江(旧芸名ミムラ)さんが美しい。できる女オーラが半端ない。後半のジャージ姿でこの美貌と気品は宝塚OG並み。皆が使いたくなる気持ちが分かる。
内田理央さんもスラリとしたシルエット。かつて『星の数ほど星に願いを』と云う、ある意味記憶に残る舞台を観たことがある。
東啓介氏は190cmの長身でフルポン村上のようなうざキャラ。誰得なクイズを出し、シンキングタイムでは妙なステップで踊る。
元光GENJIの佐藤アツヒロ氏は初めて観たが、稲垣吾郎みたいに軽妙な俳優になっていた。
さくらももこのような可愛いイラストはカラテカの矢部太郎。『のろい少女』が良い。
巨大なカーテンを上手く利用し、イラストやアニメやシルエットを使って心象風景を表現。ふざけた新郎新婦からのラブラブ動画も。
結婚式の二次会の仕切りを任された、あぶれた初対面の4人。手探りで互いのことを知っていく。
かなり好感度の高いコメディ。