満足度★★★
会場は大爆笑!
開演前から舞台上に柴幸男が陣取り、パソコンを観たり、台本を見たり、準備体操をしたりしている。思わず、あれ、柴幸男も出るのか?と想ったりした。
舞台脇に椅子に座って役者たちがくつろいでいる。スタッフも舞台上でオペをしている。試みとして、ゲネプロを公開しているような感じ。いかにもざっくばらんな雰囲気を作った。そこが柴幸男が一番演出したところかもしれない。
そのために会場と舞台が非常にいい関係になり、楽しく開演に持ち込めた。その結果、大爆笑の別役ドラマとなった。こんなに受けている別役劇を観たことがない。役者のひとことひとことに会場から笑いが起こった。
ちょっと受けすぎな感じがして、若干私などは引いた部分もあるが、あれだけ観客を巻き込んだのは成功に違いない。