BLUE/ORANGE 公演情報 シーエイティプロデュース「BLUE/ORANGE」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    凄まじい集中力
    役者さんの集中力、溜め込んだ力の解放。そのエネルギッシュなこと!!
    芝居の内容はほぼ申し分ないのだが…

    ネタバレBOX

    客席は超満員。見る側にも熱が入る。
    …が、しかし
    客席パイプ椅子のうるさいことうるさいこと。
    ギィギィギシギシあちらこちらで音がなる…
    余計な装飾がない対話劇なので集中したいのだが、あまりの騒音に耐えられない。
    おそらく劇場備品なのであろうが、制作側はこの点を問題にしなかったので、あろうか?
    気付かなかったとしたら、感性が鈍っている。気付いていたとしたら怠慢である。
    せっかくの芝居がそれがもとで、感動も半減。
    お金を払い、時間をささげ、足を運ぶ観客に対し、また演じ手に対し、これは失礼ではなかろうか。

    芝居自体はチョウさんとしゅうさんの居方に特に目がいった。チョウさんの心身の柔らかさ、自由さには驚嘆すべきものがあった。
    しゅうさんの飄々としたところも役柄にマッチし心地よく見られた。
    ただ、休憩開け後半から、各々の状態が変化していき、感情の吐露が見え初めてから、表現方法が日本人的になってきて、戯曲の世界の間に溝が見えはじめ、違和感が出てくる。
    千葉さんに特に顕著にそういった傾向が見えはじめる。こういった作品をこういった形で上演することは素晴らしいことだとは思うが、出演するとなるとご自分のことは?
    少人数の芝居は特にそう感じられ、演出に専念していただきたかった。

    ただ、全体としては矢張り面白かったのである。
    だからこそ前述した点が惜しい。

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    2010/05/03 09:58

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  • ガッキャマンさん、こんにちは。
    適切な御指摘をされている御感想を拝読し、なるほどと感じました。
    確かに、あの椅子の軋む音はかなり気になりました。
    私の観劇した日は空席が多かったので、さほど気になりませんでしたが、これで満員だと辛いかもと感じていました。劇場空間としては、あの芝居には向いていたとは思いますが、あの現実的な椅子の軋む音は、確かに集中を妨げますね。
    舞台を主催する側は、そういった観劇環境にも配慮が必要だと、私も常々感じています。
    忌憚のない御意見、全くもって同感です。

    2010/05/03 14:57

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