満足度★★★★
桜-和服の所作に気配りが必要
今回の公演、カフェのスタッフの女性は全員和服姿で、マダムは女優が日替わりで勤めていたようだ。なかなかよいアイディアですね。
和服を着たときの立ち居振る舞いというのは本当に難しい。
今回、お客の中にも和服姿の若い女性がいたが、席に着くと、みな正座ができないらしい。訪問着を着て、体育座りをして観ているのには絶句した。
いくらきれいな着物を着ても、これでは着物が泣く。興ざめである。昔から「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」って言うでしょう。和服を美しく着こなすには、着ただけではダメ。まずは正座の練習から始めないと(笑)。
小劇場でも時代劇が増えてきたが、役柄、年齢によって所作も違うが、出来ている女優はほとんどいない。わたしが小劇場の時代劇を観たくない理由もそこにある。そのへんのことをネタバレでも述べてみたい。「濹東綺譚」の項で。
2010/05/05 09:13
コメントありがとうございます。
お返事遅くなってすみませんでした。
晴れ着なのに、お座敷で体育座りって・・・(笑)
和服は、日本古来の民族衣装でもあるわけで、来たときの感覚も大切にしてほしいんですよね。
正座に自信のない人は茶道を習うとよいと思います。着物のTPOも学べますし。