休憩なし160分余もさほど長く感じず
平安期、相手が鬼とは知る由も無く愛し合った姫が息子を産み落として十数年、領主(?)を恨む里の者たちや権力の座を狙う者の様々な思惑や欲が絡んだ物語、かつてしゅうくりー夢が上演した(未見)ものを当時出演していた田中精の演出(出演も)で、という企画、バカな男たちのカッコ良さ満載なのがいかにも松田脚本な感じ?
また、シンプルな勧善懲悪の物語ではなく、前述の如く複数の要素が絡み合っているのでドラマに厚みがあり観応えたっぷりなのも松田チックか。
だもんで初演時は誰がどの役だったか推測しながら観る楽しみもアリ。
さらに今まであっちやそっちでよく観て面識もある方々が出演されており、その顔合わせ(直接の絡みがないケースもあったが)も楽しんだし、松元環季の背がコハナ時代よりかなり伸びているのを見て「そういえばそういう年頃だよねぇ」などと親戚の子供へ向けるような目線になったり…(笑)
そんなこんなで休憩なし160分余もさほど長く感じず。