満足度★★★
崇高なる様式美ジェネ作品に人を深く信用していない者ばかりが出てくるように思えるのは彼自身が愛の飢餓児のようなひとだからなのだろうか。この作品には、自己愛第一、他人は第二の次、悪口至上主義な人間の醜悪さに己の利潤に矛先を向けようとするも空回りしてしまうあぁレ・ミゼラブルな滑稽さが目立つ。そんな人間たちの負の財産を、極めて日本的な様式美で軽やかに讃える一作。
ネタバレBOX
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2010/04/07 20:54
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