満足度★★★
よしもと新喜劇!?風 良質コメディ
非常に口当たりのいい話の筋書きと馴染みやすさ、
その芝居の運びに全く野心や挑戦はなく
落ち着いた、まとまったコメディ、いうなれば
「よしもと新喜劇」か「松竹新喜劇」のよう。
大げさなドタバタ芝居も中澤裕子がする分には嫌味がなく
また猫背だけど昔と全く変わらない風貌に驚く、いしだ壱成は
「腐っても鯛」ってなもんで、ふと見せる狂気なまなざしとかは
流石!って感じで、安定感ある芝居でした。
ただ内容は「よしもと新喜劇」であり「松竹新喜劇」ですから
1つの話で休憩なしの2時間弱は、長すぎ。
途中ダラダラ中だるみ感が強く、正直飽きてきてしまいました。
いいとこ60分の話でしょう。
確かに脚本は良く練られているとは思いますが
緊張感のある話でもなく、登場人物が多いわけでもなく
三谷幸喜のワンシチェーションコメディほどの
ひねりや工夫もありませんから、何だか、くどくなる。
2本立てで、あのファミリーの話を見てみたかった。
シリーズ化も可?
劇団たいしゅうって誰が座長か知りませんが
いつもイケメン俳優を中心にした作品を東京芸術小ホールで
上演していますよね。
誰が座長で、誰が劇団員か知りませんが
(サイト見たけど、わかりませんでした。
昔は堀江慶の劇団かと思ったんですが、今回は関わっていない
ようですし)
なかなか良質な作品を発表してますね。
でもチケット代は高い!!!!!