実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/01/12 (木) 14:00
高畑充希の高畑充希による高畑充希のための舞台とでも言おうか。70分(15分休み)70分。
根本宗子が高畑の依頼で書いたという戯曲だが、高畑の魅力を引き出すことができている。女優のゆりか(高畑)が10歳から29歳まで続けた子ども役のミュージカルの主役、という設定が高畑と通じるものがあるが、主役トリプルキャストの他の2人、真理恵(小池栄子)・杏香(伊藤万理華)が巧い。過去と現在の時間軸を自由に動かすが、それを演じ分ける3人の演技は見事。展開はちょっとご都合主義的な部分があるものの、伏線の張り方も巧い。