ダイニング・キッチン 公演情報 世の中と演劇するオフィスプロジェクトM「ダイニング・キッチン」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    食の「常識」は違えど
    小さなマーケティング会社で繰り広げられる「食」のやり取り。
    生まれも育ちも異なれば、食に対するそれぞれの「常識」は当然のように一様ではなく。

    前作「飯綱おろし」があまりに完成度が高かったことから、それと比べるとまだまだ荒削りではあるものの、十分に楽しめる作品となっていた。

    演者の中では、主役の社長を演じる勝俣美秋と、パート社員を演じる横澤有紀が出色。

    ネタバレBOX

    しかし、常識が違うからこそ、食をコミュニケーションツールとしてお互いを理解しようとする機運も生まれる。

    「決して好きではない人とずっと一緒にテーブルを囲むことはできない」と言う言葉が本舞台を端的に表している。
    三大欲のひとつだからこそ、楽しく過ごしたいとの思いも至極当然に共有できる。
    日本人同士の食の常識の違いだけでなく、フィリピンを比較対象として登場させることで、他国との違いも際立たせるなど、工夫も見られた。

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    2010/03/09 23:12

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