実演鑑賞
満足度★★★★
いつも観てるハートフルなコメディとは打って変わって…。人間の薄暗い嫌な所にスポット当てた凄く後味の悪いサイコパスサスペンス。いや片鱗はあった、これまでの短編の中にもこういうテイストのある作品はあった。今回はそこがクローズアップされてた。
笑わすだけじゃないんだぞ?それだけに留まらないんだぜ!って声が聞こえる(幻聴である)。舞台をアメリカにする意味とは?それは常の作風のように日常の地続きではない、この一本ネジの飛んだ世界に説得力をもたす為、と解釈する。日常からぶった斬られる事で受け入れ易くなる。
このネジの飛んだ世界において、さらに一段上のサイコパスだったのが澤井さんでした。あえていつもの1stではなく2nd、あえていつものほぼ素舞台ではなくゴリゴリ舞台美術建て込み、その意味のある舞台だったかな。挑んだな、というか、解放されたな、という印象でした。