実演鑑賞
満足度★★★★★
降り注ぐ言葉のシャワーは、祝福か、呪縛か。開放的なようで閉塞的な商店街で繰り広げられる、不思議な人間ドラマ。独特の言い回しとリズムは、肌に合えば心地よく。ユニゾンと掛け合いと、独白とで展開されていく過去のトラウマと現在の怪奇のコントラスト。終盤に向かうにつれてさらに加速するセリフのBPM、つられて高まる心拍数。商店街を一直線に駆け抜けたような、疲労感と息切れとがいつしか癖になり。劇場で何度観ても配信ヘビロテ必至な中毒性。2022年の観劇納めに選んで後悔のなかったクオリティ。
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2023/01/05 11:04
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