実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/12/23 (金)
価格5,500円
23日19時開演回(123分)を拝見。
本作は、まず全体を貫くストーリーとして「箱舟の浮上」があり、病床にある主人公・俊樹の意識を覚醒させようと、彼の演劇仲間たちが脚本を朗読して聴かせているという設定で
「無音はお前の耳にも届いている」
「透明組長」
「赤の男」
「ふたりは永遠に」(この話だけ、以前、どこかで観た記憶がある)
「縦歩きのサイモン・クラブ」
の5本の短編がぶら下がっている構成。
各短編はそれぞれ、シリアスだったり、大のオトナがよくもまぁ〜!だったり、笑わせつつも不意にしんみりしたり・ハートウォーミングだったり、と多種多様。
そしてメインストーリーの「箱舟…」は、今は亡き吹原幸太さんへの想いが切々と語られているようにも感じられた。
実は、当初、見込みが甘くて、チケット発売日以降に予約しようとしたときには既に全回ソールドアウト。
ところが19日の晩、キャンセル発生につき空きが出たというツイートが流れ、慌てて予約を押し込んだところ、故・吹原幸太氏の誕生日である今宵の観劇につながるという奇跡を生んだ。
その結果、出演者の皆さんの気持ちとチカラのこもった舞台を体感することが出来たことに、心から感謝申し上げたい!