満足度★★★
ハチャメチャさとおぞましさ
破壊的な場面展開にショックを感じる。心臓が弱い人は要注意。なんていうか、あのハチャメチャさには笑いと、おぞましさでいっぱいになる。恐怖というより、気持ちの悪さ、居心地の悪さ、ちょっと居ても立ってもいられ無さ、どうしょうもない感情をこみ上げさせる。
容赦なしの復讐劇といっていいのだろうか?でも、実際はそうでもなかったという許しと救いある劇である。こうしたバランスをとったところが、ある種弱さを示しているようで、優しさとして納まりある落ち着きあるものとなっている。ここは評価できる。
もう、みんな体当たり演技で、舞台も、登場人物も、ぐちゃぐちゃ。あそこまで、ぐちゃぐちゃだと、子供のころのどろんこ遊びの痛快さに共通したところがある。そして、なんか、弱い子をいじめてやろう、それも突飛な誰も思いつかないようなやり方でといったところか?