ムートンにのって 公演情報 むっちりみえっぱり「ムートンにのって」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    脱力
    現代口語の短編コント集を見ているようでした。
    決して力む事なく、ゆるーくおかしな雰囲気に笑いっぱなし!

    前田司郎さんや黒田大輔さんが出ているから、五反田団や新年工場見学会の空気そのままでした。
    今度いつやるのか分からないけど、このメンバーでやるのならまた見たいです。

    ネタバレBOX

    「はてしない物語」のピーターパンシンドロームが最後本当にファルコンに乗っていくところがツボでした。
    ファルコンがフカフカの絨毯を人が被って獅子舞のように動かしてるってのが、アイデアだなあと感心すると同時に爆笑。

    「Dear アゴスティーニ」の下心を粉砕される前田司郎さんと、不思議な振り付けで踊っている兵藤さんが、自分で踊っていておかしくてニヤけてしまうのがゆるくて何だか楽しかったです。
    何のオチもなく、踊ってるうちに暗転ってのも不条理ものの漫画のようでおかしかったです。

    「千手観音」は前田さんのキャラと演技がヤバい。電波には乗せられない演技だけど。

    「劇団シーフード」は黒田さんの無駄に力強いセリフがおっかしかったです。
    ここから幕間の転換時にもショートなストーリーが加わって、舞台が終わった後、見に来てくれたバイトの同僚との現実的な話になるのが、単なる劇団ものとして終わらなくて現実を見せられた感じ。

    「トップランナー」に劇団シーフードの主宰が出た話。
    視聴者の質問コーナーで黒田さんがボソボソ「デップになりたいです・・・」とか言ってると「聞こえない!」と言われて最後は逃げるように会場を後にするのが面白かったです。
    でも、何だか「さようなら僕の小さな名声」っぽくもあるなー、とか感じました。

    「若者たち」はひどい内容なんだけど、見ていて何だかニヤニヤしてしまう。男子が集まって女子がやって来る前に作戦会議をしてるけど、完全にスレた女子の前に完敗ムードになって、思わずアンディ・ウォーホールが「男しか愛せない」サインを送ってしまうところとか、大笑いでした。

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    2010/02/08 01:30

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