実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/11/06 (日)
価格3,000円
過去、様々な団体・ユニットで上演されてきた、鴻上尚史の有名な三人芝居を、6日14時半開演のversion『Reality』の班で拝見。
当初、コミカルに描かれた登場人物の関係性は、終盤、唐突に”医師一人”と”患者二名”の役柄に二分され、なおかつ、ロールプレイングのように次々と役割が"交代"していく。
それゆえ、観ている側(の多く?)は、舞台上での、あまりにスピーディな”変化”に追いついていけずに、嵐の海に漂う小舟のような心持ちに。
だが、最後の最後には、灯台の灯りにも似た希望の光が、観客の心をも照らしていくことに…。
遠い昔、初めて観た頃に覚えた新鮮な感動が蘇った95分。
いい歳をして、後からちょっと恥ずかしくなるくらい、胸打たれました。