実演鑑賞
満足度★★★★
㊗創立40周年公演。
「かわせみ座」公演は、たぶん初めての観劇だが、人形と人間が織りなす壮大・深淵な物語に上演時間を忘れるほどだ。が 少し気になったことが…。何か違和感のようなものが残ったが、帰り際にスタッフに確認して納得した。
アンコール…薄暗い中で 白い羽が舞台空間を自由自在に飛び回る、その優美で幻想的な光景にウットリする。そして谷川賢作さんが これでお仕舞いと告げる。舞台には演じてくれた人形が並んでいるが、そのうちの一体が登場していない。何故という疑問、それが少し気になったので、思い切ってスタッフに聞いてみた。毎回内容が異なり、操演する人形も違うという。登場しなかった人形は「森の妖精」というらしい。あぁ、人形にも名前というか役割を表す名があったことを改めて思い出した。人間同様、一体一体に個性や役割があるのだ。谷川さんが内容・粗筋のようなものは用意していないと説明していたが、せめて今回観(登場し)た人形の名を知ることが出来れば、想像力に羽ばたきが出来たかも知れない。そう、当日パンフにあった「何もない舞台が、果てしない空に海原に、そして森になる。あなたの想像力の翼で、軽やかに宙を舞い、身をゆだねたゆたう」ように…。
(上演時間1時間30分 途中休憩なし)