物語、ではない。見せてくれるのはひたすらに関係性。人と人の分かり合えなさを如実に再現した上辺の遺り取りがなんとも可笑しい。基本的にはどの場面も三角関係から成っています。人物Aと人物Bが人物C(または事例C)に対して異なる印象を持つから擦れ違う。じゃあどちらが正論を語っているかと言えば、両方正論だし両方異論。だからこそ埒があかない。物語性を求める人にとっては物足りなさがあるかも。追うべきは話の筋ではなくて人物の心情。個人的には人の在り方を見るのが好きなので楽しませてもらいました。気軽に観られる60分程度の上演時間もナイス。
ネタバレBOX
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2009/12/19 00:50
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