ヤマト版 仮名手本忠臣蔵 公演情報 笑劇ヤマト魂「ヤマト版 仮名手本忠臣蔵」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    目から鱗が落ちました
    「忠臣蔵」というある意味日本人のメンタリティーの根幹を成す演目を題材に180度視点を転換した快作と思います。面白かった。
    詳細はネタバレを確認願います。

    ネタバレBOX

    吉良上野助=悪の図式をくつがえした、さわやかな吉良役はなかなか痛快でした。難しいテーマだけに役者さんの演技力(特にメインの役の方)が光っておりました。このオリジナルな視点は結構貴重だと思います。江戸町民の噂好きを現代のマスコミと市民の論調になぞらえて皮肉るところなど(私の解釈が正しければ)お見事でした。
    善と悪は必ず必要な概念なのか、今の日本人、物を見る目が一方的になっていないか・・・・ある意味哲学的な一石を投じるストーリーであったと思います。

    一方音楽とダンスが・・・質自体はいいのですが、この貴重なストーリーに没頭する余裕を与えてくれなくて、少々煩雑な印象です。(元気さがこの劇団の特徴なのだとは思いますが・・・・)

    今回、勧善懲悪的な忠臣蔵を期待して見に来た方にはケチョンケチョンの評価をもらったかもしれませんね。これに懲りず、次回も面白いものを。期待しております。

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    2009/12/16 12:00

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