満足度★★★★★
前回の再演!身近に生で感じる表現者”中島みゆき”の今!
去年同じ頃に観た『「夜会」VOL.15~夜物語~元祖・今晩屋』の再演でした!
当日、入場して舞台の寺の欄干?を見て、初めて気付きました!
どおりで、去年より話題にならなかった感じがしてました!
でも「みゆきの歌に手が届く-」のキャッチコピーの通り、
みゆきさんの生歌を聴き逃す手はありません!
内容は「山椒大夫」、「安寿と厨子王」が後生に出会う物語。
縁切り寺、暦売り、水族館、その従業員の飼育係、
激安ツアーの散らし配り、工夫、ウェディングドレスの花嫁
・・・そして安寿、厨子王の生まれ変わりは・・・。
「安寿恋しやホーヤレホー 厨子王恋しやホーヤレホー」
舞台上は、みゆきさんを中心に4人だけ。
30曲以上の歌を次々に歌い、間を詩のようなちょっとした
セリフでつなぎながら、それぞれの役を次々に演じて
物語が進行していく、言うなれば「音楽劇」です。
構成演出・脚本・作詞・作曲のすべてを担う、
みゆきさんならではのこの独特の世界観に、
初めての人は戸惑うかもしれません。
カーテンコールのあいさつでは、
初演と同じく今回もみゆきさんは、
「間違いは見逃して…」みたいなことを言ってましたが、
前回同様、何の間違いも気付きませんでしたよ。
どれだけ完璧主義者で謙虚なんでしょう。
帰り道の小雨の心配もしてくれて、
そういう常に細かい気遣いをされるところも好きなんです。