満足度★★★★
長年を経て、許される罪。人と人、その時間の流れに感動の一作。観てよかった!!
やっぱりコリッチユーザでは観た人いないようですが、^^;)
私は大感動!お薦めしたい!
偶然2日連続でマキノ・ノゾミ作品、しかもこっちは演出もやられてます。
そして、坂東三津五郎、八千草薫、米倉斉加年、森 光子(国民栄誉賞受賞記念特別出演)という超ベテラン勢出演で、明治座公演!
『重責』です!
医療ミス問題で悩む主人公の医師のもとに、小学校の先生が突然訪れるところから始まり、話は当時の故郷の話に。
昨日の「高き彼物」同様、登場人物は自分の過去の過ちに長い間苦しんだ後、告白し許されるときがきます。
この作品も、とっても泣けて感動しました。
迷いましたが、観てよかった!!
物語は現代と小学生時代に分かれ、
坂東三津五郎の父の役を本人が、
八千草薫の女先生の若いときを星野真里、
森光子の若い時を馬渕英俚可が
それぞれ演じる構成も面白い。
ただ、終盤に森光子さんが登場すると、
拍手喝采ではありますが、セリフがおぼつかず、
劇場全体が凍ったような空気になって、せっかくの
芝居の流れ・感動の流れを止めてしまっている感じ
がしました。
森光子さんは、好きですし、尊敬もしますが、
非常に残念でした。
ただただ、星野真里さん、馬渕英俚可さん
目当てで観ましたが、八千草薫さんは素晴らしい
演技でした。
あったかくて、本当にベテランでやさしい先生です。
その若い時を、星野真里さんがストレートに
まっすぐに演じています。
まさに、当時の清楚な女先生です。
そして、馬渕英俚可さんは三津五郎さんの娘の
女子大生役。まさに普通の役でしたが、
やっぱりそれだけでは終わらない。
気の強い母親の若い時を演じて、もうぴったり。
強い役が多いですよねぇ。